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2011年2月17日木曜日

次期AndroidはGingerbreadとHoneycomb を統合、半年サイクルで登場

Google エリック・シュミットCEO の MWC 基調講演より。Android の最新版 Honeycomb は先月すでに正式公開され各メーカーから採用デバイスの発表が続いているためか、
キーノートの内容は具体的な新製品やサービスの紹介ではなく、より大局的なコンピューティング技術の歴史と社会への影響について、
人類のより良い未来のためにテクノロジーとGoogleが果たす役割といった話題に終始しました。
しかし質疑応答では「Androidはバージョンがいろいろあって混乱するといわれてますが?」など相変わらずの質問が挙がっています。
回答として語られたのは、Honeycomb に続くAndroid プラットフォームの将来について。
CEOいわく、現在のAndroidには携帯電話向けのGingerbread (2.3)、そしてタブレット向けにプレビューされている Honeycomb (3.0)の2種類があるが、「あとに続くものは" I " で始まり、デザートに因んだ名前で、
この二つ (Gingerbread と Honeycomb) を組み合わせたものと考えればいいだろう」。登場時期については、「およそ六か月のサイクル」。
アイで始まるデザートといえば......と考えるまでもなく、次期Androidのコードネームが Ice Cream だという話は昨年秋の時点でARMのプレジデント Tudor Brown氏が発言していました。
またアイスクリームの登場時期については、Honeycombの正式な発表が先月だったことから、おそらく今年の半ばから後半になると考えられます。
具体的な機能などは、ジンジャーブレッドとハニカムの統合という以上の説明はなし。
Honeycombはタブレットに特化したユーザーインターフェースだけではなくOSそのものの新機能も含んでいることから、
" Fragment " API を始めとする新フレームワークでアプリケーション側の携帯・タブレット両対応化を進めつつ、4.0あたりで共通バージョンになるのは理解できる流れです。
さらに Android と Chrome OS の関係については、Chrome OSは主にネットブックとPCが対象であるとの説明を繰り返して「Androidユーザーなら、おそらくタッチデバイスを使っているだろう。
Chrome OS ユーザーなら、おそらくキーボードデバイスを使っているだろう」。しかし将来的に技術が成熟したならば、と両者が統合される可能性もほのめかしています。
こちらについては、2009年のChrome OS 発表時に創業者セルゲイ・ブリンが漠然と語っていたとおり。
そもそも Chrome OSを載せた一般向けネットブックまだ登場しておらず(今年後半予定) 、ひとつのGoogle OSはまだまだ実現しそうもありません。

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